|
|
| 人蔘という名前は同じでも、高麗人蔘と八百屋さんに売っている野菜の人蔘とは、全く種類の異なる植物です。野菜の人蔘は植物学的には「セリ科」に属し、高麗人蔘は「ウコギ科」に属します。高麗人蔘はもともと人が簡単に入れないような深山に育っていた植物で、仙人が不老不死のために常食していたという言い伝えがあるくらい、昔から希少で珍重されていたものだったのです。 |
|
|
|
| 高麗人蔘製品は各社それぞれの有効成分の含有量が異なりますから、まず表示された標準量から始めましょう。高麗人蔘は漢方薬の一種ですから、服用量についてはそれほど神経質になることはありません。規則的に根気よく飲むことが大切です。漢方薬は一般に食間、つまり胃が空っぽの時に飲む方が良いといわれています。 |
|
|
|
| たしかに昔は希少なもので、当然、高貴薬として貴族や豪族など一部の限られた人にしか飲めないものでした。日本でも、高麗人蔘を手に入れたい親のため、娘がお金の代わりに年期奉公に出たという昔話があったほどです。しかし今日では、高麗人蔘は専用の畑での栽培が可能になり、量産されるようになってきましたから、昔のようには高価なものではなくなりました。それに一日に大量に飲むものではありませんから、一般に販売されている製品の価格を一日分に換算すると、コーヒー一杯分にもならない程度なのです。 |
|
|
|
| いくら正しい目的で正しい飲み方をしていても、製品自体が不良であれば、当然効果は出ません。優れた製品を選ぶには、どんな人蔘を原料にしているか、どんな方法で有効成分を取り出しているかが大切となります。したがって、一般の方が高麗人蔘製品を利用する場合は、信頼のおける専門メーカーの製品を選んでください。 |
|
|